三菱総合研究所は2024年4月25日、日本の洋上風力発電について、海域条件や発電コストを踏まえた導入ポテンシャルの分析結果を発表しました。国内の全ポテンシャルは着床式70GW、浮体式2,396GW相当と推計しました。
2040年は計407GW、2050年は計1,547GW
分析では、自然条件に加えて船舶航行密度や発電コストなどを考慮しました。発電コスト10円/kWh未満となるポテンシャルは、2040年時点で着床式64GW、浮体式343GWの計407GW、2050年時点で着床式70GW、浮体式1,477GWの計1,547GWと試算しています。
国の洋上風力導入目標は2040年に30~45GWです。三菱総研は、脱炭素シナリオと整合する導入量を確保できる海域は存在すると分析する一方、ポテンシャルがそのまま事業化可能量を意味するわけではないとしています。実際の導入には、系統整備、港湾・施工船の確保、漁業や海運など先行利用者との調整、環境影響への対応が必要です。特に大きな余地が示された浮体式では、技術確立とコスト低減が今後の焦点になります。