日東工業は2024年4月23日、愛知県瀬戸市で建設を進めていた環境配慮型の「瀬戸工場」の稼働を開始しました。電気機器収納用の自立形キャビネットやシステムラック、ブレーカなどを生産する拠点で、屋根上太陽光発電とカーボンフリー電力を組み合わせ、使用電力を実質100%再生可能エネルギーで賄います。

1,312kWの屋根上太陽光を導入
工場屋根に設置した太陽光発電システムのパネル容量は1,312kWです。自家発電で不足する分はカーボンフリー電力を購入し、工場の操業に使う電力全体を再エネ化します。建物は建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」で最高ランクの5つ星を取得し、ZEB認証も取得しています。
敷地面積は約24万9,000平方メートル、建物面積は約5万平方メートルです。生産設備の自動化やデジタル技術を取り入れ、多品種のキャビネットを効率的に生産するスマートファクトリーとして整備しました。
蓄電池を防災電源にも活用
工場には蓄電池設備を導入し、停電時には事務エリアの防災電源として活用します。EVのリユースバッテリーを使う産業用太陽光自家消費蓄電池システム「サファLink -ONE-」やEV充電設備も導入し、再エネの自家消費と事業継続性の向上を図ります。
瀬戸工場の南側敷地には別途、パネル容量1,134kWの太陽光発電設備を整備し、発電電力を中津川工場へ託送する取り組みも進めます。受配電設備を主力とする日東工業が、自社製品と再エネ設備を工場運営に組み込み、顧客向けの脱炭素・防災提案にもつなげる拠点となります。