CBRE、米国データセンター市場の勢いは2026年も継続し停滞する建設市場を下支えと分析

不動産サービス大手CBREは、2026年版「米国不動産市場見通し」のデータセンター編で、AI需要を背景に米データセンター市場が2026年も過去最高のリース活動を更新する勢いだと分析しました。空室率は過去最低水準、賃料は過去最高水準にあり、供給が需要に追いつかない構図が続くとしています。

500MW超のAIキャンパスへのシフトにより工期は複数年単位に長期化し、新規の高圧送電線や追加発電が必要な案件では系統接続に24〜48カ月超を要する例も出てきました。事前契約率(プレリース率)は過去平均の40〜50%を大きく上回る70%台半ばで推移する見通しで、主要市場の在庫が前年比43%増えてもなお需要は衰えていません。天然ガス資源が豊富で電力調達コストの低い規制緩和州(アラバマ、ミシシッピ、ジョージア、バージニアなど)でのグリーンフィールド開発が今後も優先されるとみています。

CBREは、10MW超の大口契約でもディスカウントが効かなくなるほど需要が逼迫している点や、自家発電を伴う「BYOP」戦略の広がり、通信回線よりも電力コストと調達スピードが立地選定を左右する傾向を指摘しています。

出典:U.S. Real Estate Market Outlook 2026 - Data Centers

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