バージニア州のラッセル・ペリー州上院議員(民主党)とリチャード・スチュアート州上院議員(共和党)は2026年7月30日、スパンバーガー州知事に対し臨時議会の招集を要請する書簡を送りました。同州環境品質局(DEQ)が公表したI-95以東の地下水に関する117ページの報告書が「深刻な脅威」を示しているためです。
DEQの報告書は「I-95以東の地下水供給は逼迫しており、今後の見通しも悪化傾向にある」と指摘し、蒸発式冷却を用いるデータセンターについては「信頼できる十分な地下水供給を得られる可能性は低い」と明記しました。報告書は本来1月1日公表予定でしたが、実際に議員に届いたのは7月第3週で、州議会が閉会した後でした。両議員は書簡で「法律どおり議会がこの知見を検討していれば、いくつかの立法・予算判断の結果は違っていたはずだ」と指摘し、1992年制定の地下水管理法の改正やDEQによる取水許可の拒否権限の明確化などを求めています。
これに先立ち共和党のグレン・スタータバント州議員も、州内データセンターの新規承認を一時停止するよう知事に要請しています。AI投資ブームの陰で電力・水資源への懸念が与野党を超えて広がっている格好です。