【SAF共同投資】エアバス・エアカナダ、カナダ国産SAF拡大へ新基金

エアバスとエアカナダは2026年7月20日、英ファンボロー国際航空ショーで、カナダ国内における商業規模の持続可能な航空燃料(SAF)産業育成を支援する共同出資の「サステナビリティ共同投資プラットフォーム」を設立する意向を発表しました。両社は同プラットフォームを通じて最大約1370万カナダドル(1000万米ドル)を投じる方針で、支援的な公共政策の枠組みが整えば、この投資がカナダのSAFエコシステム全体を拡大する触媒になり得るとしています。重点分野は、両社が共同で選定するカナダのSAFプロジェクトを最終投資決定(FID)に導くことです。両社は、カナダ持続可能航空燃料協議会(C-SAF)とともに連邦・州政府への働きかけも継続し、国産SAFの生産と価格競争力の両立を目指すとしています。

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エアバス、エアカナダの「Leave Less Travel Program」に5年契約で参加

基盤投資に加え、エアバスはエアカナダの企業出張向けSAFプログラム「Leave Less Travel Program」に5年間の長期契約で参加すると発表しました。初年度配分としてSAF6万リットル超に相当する環境属性を購入し、エアカナダが自社出張に伴う温室効果ガス排出量を追跡した上で、認証済みSAF環境属性を控除する仕組みです。SAFは、燃費効率に優れた新型機A321XLRやカナダ製A220によるエアカナダの機材更新戦略を補完するもので、両社はIATA・ATAG・ICAOが掲げる「2050年ネットゼロ」目標の達成にSAFが不可欠な要素だとしています。

カナダの国内SAF産業拡大でGDP320億ドル・雇用14万人の押し上げ効果も

発表にあわせて公表されたエアバスとICFの共同マクロ経済調査によると、2040年までにカナダの航空燃料需要の40%をSAFで賄う規模まで国内生産を拡大した場合、国内GDPを320億ドル押し上げ、農業・林業・都市部を中心に14万人の雇用創出につながる可能性があるとしています。

出典:Air Canada and Airbus launch joint initiative to scale domestic Canadian SAF and help reduce the life-cycle emissions of corporate travel

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