【ESG資金】サステナブルファンド、2026年Q2は世界37億ドル流入・米国は反転

投資調査会社モーニングスター(Morningstar)は2026年7月30日、サステナブルファンドの資金動向をまとめたレポート「Global Sustainable Fund Flows: Q2 2026 in Review」を公表しました。中国を除く世界のサステナブルファンドは2026年第2四半期に推定37億ドルの純流入となり、2四半期連続でプラスを記録。運用資産残高は前四半期末の3.5兆ドルから3.7兆ドルへと市場評価額の上昇を主因に過去最高を更新しました。地域別では欧州が35億ドルの流入で首位を維持したものの、改定後8.2億ドル規模だった第1四半期から流入ペースは鈍化。カナダとオセアニア(豪州・ニュージーランド)は小幅ながら流入超、アジア(日本除く)は流出が継続しました。欧州は依然として世界のサステナブルファンド資産の約84%(3.1兆ドル)を占め、米国は約11%にとどまっています。

米国は約4年ぶりにプラス転換

米国のサステナブルファンドは約30億ドルの純流入となり、2022年初頭以来14四半期連続で続いていた資金流出から転換しました。資産残高は前四半期の350億ドルから13%増の398億ドルと過去最高を更新。流入はデータセンター・AI向け電力需要の拡大を追い風に、電力インフラやエネルギー転換関連のパッシブ運用に集中し、送配電インフラ関連ETFへの資金流入が突出しました。米国内ではパッシブが65億ドルの純流入となった一方、アクティブ運用は36億ドルの流出となっています。

世界全体はパッシブ主導、新規ファンド設定は低調

世界全体でもパッシブ戦略が114億ドルの流入となる一方、アクティブファンドは78億ドルの流出でした。新規サステナブルファンドの設定数は世界で32本と前四半期の17本から増加したものの、2025年第4四半期の50本を下回る水準にとどまっています。新規設定のうちアジアが16本、欧州が13本を占め、米国では前四半期のゼロから3本に回復しました。

出典:Morningstar

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