【森林認証】FSC、森林破壊リスク軽減措置のデータベース初版公開

国際的な森林認証団体FSC(Forest Stewardship Council)は2026年7月8日、森林破壊などのリスクを軽減する具体策の事例集「リスク軽減措置(RMM)データベース」の初版(バージョン1.0)を公開したと発表しました。FSCのリスク評価枠組み(FSC-PRO-60-006b)のもとで特定される「無視できないリスク」への対応策を策定・適用する際の参考となる、法的拘束力を持たない指針として位置付けられています。データベースはFSCリスク評価のページで公開されています。

承認済みリスク評価の事例を集約

データベースは、これまでにコンサルテーションを経た、または公表済みのFSCリスク評価から抽出した措置の事例をまとめたもので、特定のリスクをどのような対策で軽減できるかを具体的に示しています。実行可能で規模に見合い、検証可能なアプローチの参考例として、リスク評価の策定担当者が措置を起草・調整する際や、認証取得者が調達状況に応じて緩和措置を実施・調整する際の支援を目的としています。FSCは、掲載事例はあくまで参考であり、各国・地域の状況やガバナンス、調達の実態、サプライチェーン上の役割に応じて調整する必要があるとし、新たな要求事項を課すものではなく、各国のFSCカントリーリスク評価に代わるものでもないと説明しています。

意見公募を経て策定、今後も継続更新

FSCは初版の草案について関係者への意見公募を実施し、寄せられた意見を反映してデータベースを改善したとしており、意見の分析や対応をまとめたコンサルテーション報告書も公表しています。データベースは今後、承認済みのFSCリスク評価や関係者からの提案を通じて得られる新たな事例をもとに、継続的に更新される予定です。FSCは実践的な軽減措置の事例に関する意見や提案も継続的に募集しています。

出典:FSC

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