【洋上風力】住友商事、英国1.5GW浮体式事業「Gwynt Glas」に参画

住友商事は2026年8月10日、英国沖のケルト海で計画されている浮体式洋上風力発電事業「Gwynt Glas(グウィント・グラス)」に参画すると発表しました。事業会社の株式33.3%を取得します。住友商事にとって、浮体式洋上風力発電事業への参画は初めてです。

ケルト海沖約40kmに総設備容量1.5GW

Gwynt Glasは、英国ケルト海の沖合約40kmの海域で、総設備容量約1.5GWの浮体式洋上風力発電所を開発・建設・運営するプロジェクトです。フランス電力公社のEDF power solutions UK and Irelandと、アイルランド電力公社のESBが開発を進めています。住友商事は両社と連携し、事業化に向けた開発を推進します。

浮体式洋上風力発電は、浮体構造物の上に風力発電設備を設置し、係留設備で海底につなぐ方式です。従来の着床式では設置が難しい水深の深い海域にも導入できるため、利用可能な海域を広げる技術として期待されています。

英国政府は、2050年の温室効果ガス排出実質ゼロの達成に向け、洋上風力発電を重要な大規模電源と位置付けています。ケルト海は水深が深く、浮体式洋上風力発電の開発対象海域となっています。

欧州洋上風力の知見を浮体式へ展開

住友商事は2014年に欧州の洋上風力発電事業へ参画して以降、開発から建設、運営までの各段階で事業経験を蓄積してきました。今回、欧州で浮体式洋上風力発電の開発実績を持つEDF power solutionsとESBの事業に加わることで、新たな分野での知見獲得を目指します。

同社は2025年、英国政府傘下のビジネス・イノベーション・科学・通商省との間で、英国における事業投資の促進に関する包括的な覚書を締結しました。今回のGwynt Glasへの参画は、この覚書に沿った取り組みの一つと位置付けています。

住友商事は「中期経営計画2026」で、事業ポートフォリオ変革の加速を重要課題に掲げています。海外エネルギーソリューション分野では、既存事業の最適化で生み出した資金や経営資源を、浮体式洋上風力発電などの成長分野へ振り向ける方針です。

出典:住友商事「英国浮体式洋上風力発電事業『Gwynt Glas』に参画」

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