三菱電機は2025年2月27日、法人向けエネルギー制御システム「Living・EARTH」に、家庭用エコキュートを一括してデマンドレスポンス(DR)制御する機能を搭載し、3月3日から電力会社などのDRサービス事業者へ提供すると発表しました。
沸き上げを夜間から昼間へ移動
DR事業者が翌日に必要な需要量を入力すると、Living・EARTHが多数の三菱エコキュートの制御計画を作り、沸き上げ時間を夜間から昼間の適切な時間帯へ移します。太陽光発電が増える昼間に電力需要をつくることで、再エネの出力制御を減らす狙いです。翌日の時間帯別の卸電力市場価格を入力し、価格が安い時間帯に運転する制御にも対応します。
多数台を束ねサーバー負荷も抑制
対象は無線LAN対応の2020年度モデル以降の三菱エコキュートで、おひさまエコキュートは除きます。住戸ごとに分散する機器を1台ずつ扱う方式に比べ、まとめて制御することで通信頻度とサーバー負荷を抑えます。給湯器の貯湯タンクを熱の蓄エネルギー設備として使う需要側DRの事業化に向け、対応台数、湯切れを防ぐ制御、利用者への便益設計が今後の焦点です。