ベネッセスタイルケアは2025年3月6日、新たに開設する高齢者向けホームで、太陽光発電と蓄電システムの導入を推進すると発表しました。通常時のCO2排出削減に加え、停電時にも照明や通信機器などへ電力を供給し、入居者の安心と事業継続性を高める取り組みです。
先行事例として、2024年12月に開設した「リハビリホームグランダ高槻」に設備を導入しました。太陽光で発電した電力を施設内で自家消費し、余剰分を蓄電池へ充電します。雨天時や夜間、停電時には蓄電池の電力を使うことで、電力系統からの供給が途絶えた場合にも、必要な設備を一定時間動かせます。
蓄電システムにはエリーパワーの製品を採用し、大和ハウス工業が施設の電力需要や設置条件に合わせて容量を調整しました。同ホームでは、太陽光発電と蓄電池の活用により年間2万3,822kgのCO2削減を目指します。介護施設は24時間稼働し、照明、空調、見守り、ナースコールなど電力への依存度が高いため、分散型電源の価値が大きい分野です。
同社は今後、新規開設する高齢者向けホームへの標準的な導入を目指します。設備容量は建物の屋根面積や負荷特性、非常時に維持する機器の優先順位を踏まえて決める必要があります。平常時から充放電状況を監視し、非常時の切り替え手順を訓練することで、設備の性能を入居者の安全確保へ確実につなげられます。