大阪大学と大和ハウス工業は、バイオガス中のメタンから常温・常圧でバイオメタノールを合成し、変換率89%を実現する方法を開発したと2025年3月11日に発表しました。従来法の14%から約6倍へ高めました。
新溶媒と光反応で高変換率
反応溶媒にパーフルオロアルケニルエーテルを使い、光照射条件や攪拌方法を改良しました。従来の工業法は天然ガスを原料に50~100気圧、240~260℃の高温高圧を必要とします。新方式は常温・常圧で反応し、原料と製造エネルギーの両面で脱炭素化を図ります。
5リットル装置から実用化へ
原料は家畜ふん尿や食品残渣などから生じるバイオガスのメタンです。メタノールは燃料や化学品原料として広く使われ、日本は需要のほぼ全量を輸入しています。両者は現在の5リットル試験装置から製造量を増やし、大和ハウスの施設利用や製造システムの開発を検討します。