住友不動産と東京電力エナジーパートナーは、2025年3月31日、住宅用太陽光発電サービス「すみふ×エネカリ」の新商品を提供すると発表しました。太陽光発電にエコキュートやV2Hを組み合わせ、発電した電力を住宅内で使う割合を高めることが狙いです。
初期費用ゼロで設備を導入し15年間保証
「すみふ×エネカリ」は、利用者が設備を一括購入せず、毎月のサービス料金で太陽光発電などを使う仕組みです。新商品では太陽光パネルに加え、昼間沸き上げに対応するエコキュートや、電気自動車と住宅の間で電力をやり取りするV2Hを選べます。契約期間中の15年間は機器保証が付くため、初期投資と故障時の負担を平準化できます。同社の試算では、エコキュートを組み合わせると太陽光電力の自家消費率は約40%から約60%へ上がり、15年間で約20万円の効果が見込まれます。V2Hを使う場合は自家消費率が約85~90%まで高まる例を示しています。
売電中心から住宅内で使い切る設計へ
住宅用太陽光は、余剰電力の売電価格が低下する一方、購入する電気の単価が上がると、発電した電力を自宅で使う価値が大きくなります。エコキュートは電力をお湯として蓄え、V2Hは電気自動車の大容量電池を住宅用電源として利用します。436件の有効回答を得たモニター調査では、太陽光発電の容量6.21kW、蓄電池5.5kWhなどの条件で利用意向を確認しており、商品注文率も従来の約30%から70%超へ高まったとしています。不動産会社が住宅販売とエネルギー設備を一体で提案することで、機器ごとの選定を簡単にし、停電対策と電気料金削減を両立できます。今後は実際の生活パターンに合わせた制御と、契約期間全体の費用比較が利用判断のポイントになります。