商船三井、名村造船所、三菱造船は、アンモニアを主燃料として航行する大型アンモニア輸送船について、日本海事協会から設計基本承認(AiP)を取得したと2025年3月14日に発表しました。安全規則に照らし、基本設計の実現可能性が確認されました。
大容量輸送と船舶排出削減を両立
新船は従来の大型LPG・アンモニア輸送船より貨物槽を大容量化し、アンモニア燃料対応機関の採用を前提とします。輸送量を増やしながら、航行時の温室効果ガス排出を減らす設計です。国内主要発電所の入港制限や、既存荷役基地との接続条件にも配慮しました。
サプライチェーン拡大へ船型を先行開発
アンモニアの発電燃料や水素キャリアとしての利用拡大には、大量かつ安定した海上輸送が必要です。AiPは建造契約ではありませんが、船主、造船所、機器メーカーが詳細設計へ進む基盤となります。3社は需要拡大を見据え、安全性と輸送効率をさらに検証します。