【消化ガス発電】神鋼環境ソリューション4社、神戸市東灘処理場の更新・水素供給事業を受注

神戸市は2022年11月29日、東灘処理場(東灘区魚崎南町)における下水道資源の新たな有効利用事業として、消化ガス発電事業と水素供給事業を実施すると発表しました。事業者は神鋼環境ソリューション・神鋼環境メンテナンス・アイテック・大栄環境グループの4社で、汚泥処理施設の改築更新も一体の事業として受注しています。

東灘処理場(東灘区魚崎南町)
東灘処理場(東灘区魚崎南町)

東灘処理場は1995年の阪神・淡路大震災で処理機能が停止する被害を受け、復旧の過程で消化ガスを活用した自動車燃料供給や都市ガス導管注入事業、下水汚泥から回収したリンを肥料化する「KOBEハーベストプロジェクト」など、資源の有効利用に取り組んできました。今回、都市ガス導管注入事業に代わる新たな事業として、令和6年4月1日より順次実施します。

消化ガス発電と水電解水素供給を新設

消化ガス発電事業(民設民営)は800kW発電機2台の計1,600kWで、消化ガスを年間425万Nm3利用し、年間発電量は一般家庭約2,400世帯分に相当する約873万9,000kWhを見込みます。発電した電気で水を電気分解する水素供給事業(民設民営)も併設し、水素充填規模は日量30Nm3・35MPaで、バイオガスステーションと一体運用します。

バイオマス受入拡大と汚泥処理最適化で年3,100t削減

食品系・木質系の地域バイオマスを受け入れる「KOBEグリーン・スイーツプロジェクト」を「バイオマス受入事業」として拡大し、1日平均16.5tを受け入れて消化ガス増量につなげます。汚泥脱水設備等の改築工事は2022年11月19日から2029年2月末まで実施し、汚泥処理の最適化と効率的な運営を進めます。事業全体でのCO2削減量は年間3,100t(一般家庭約1,120世帯分)を見込んでいます。

出典:神戸市「神戸市、東灘処理場の新たなSDGsの取組み~下水道資源の有効利用を開始!~」

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