滋賀銀行と日立、本店屋上でマイクロ風車2台を1年間実証

滋賀銀行は日立製作所と連携し、大津市の本店屋上にマイクロ風車のプロトタイプ2台を設置して、風力発電の実証を始めたと発表しました。実証期間は1年間。発電量、風向、風力などのデータを収集・分析し、1日と年間の発電量を試算するとともに、滋賀県周辺で期待できる最低発電量を算出します。

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弱風でも発電できる小型機

実証機は弱い風から発電でき、昼夜を問わず稼働できる設計です。大型風車のような広い用地や大規模基礎工事を必要とせず、建物屋上や橋梁などにも設置しやすい点が特徴です。複数台をユニット化すれば、小規模な需要地の近くに分散型電源を構成できます。一方、都市部では風向が建物の影響を受け、振動、騒音、保守、安全性も課題になるため、実環境での計測が欠かせません。

地域企業向けの事業化を検証

滋賀銀行と日立は、設置工事や運転で生じた課題も共有し、マイクロ風力の事業化可能性を検討します。太陽光は夜間に発電できませんが、小型風力を組み合わせれば時間帯の異なる発電を補完できる可能性があります。銀行本店を実証フィールドにすることで、設備性能だけでなく、導入費、保守費、発電収益を含む事業性を把握し、将来は地域の中小企業や自治体施設に提案できる脱炭素メニューへつなげる考えです。

小型風車は定格出力だけで優劣を判断できず、設置地点の風況と年間稼働率が採算を大きく左右します。本店屋上での1年間の実測は、カタログ値では分からない乱流や季節変動、保守頻度を把握するための基礎データになります。

出典:滋賀銀行発表

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