シャープは、EVの充放電に対応するEV用コンバータ「JH-WE2301」を2024年3月26日に発売し、太陽光発電、蓄電池、EVを連携制御するV2Hシステム「Eeeコネクト」を提供すると発表しました。定格充電・放電電力はいずれも6.0kWで、希望小売価格は税込165万円です。
直流連携で太陽光をEVへ効率充電
EV用コンバータを同社の蓄電池連携型パワーコンディショナへ接続し、太陽光、定置用蓄電池、EVの3つを一括制御します。太陽光で発電した直流電力を交流へ変換せずEVへ充電できるため、変換損失を抑えられます。発電量が多い時間には蓄電池とEVへの同時充電も可能です。本体は幅505mm、奥行194mm、高さ347mm、質量23kgで、住宅壁面へ設置できる小型・軽量設計としました。
停電対策とクラウドHEMSを一体化
停電時にはEVから住宅へ給電しながら定置用蓄電池にも充電でき、移動可能な大容量電池としてEVを活用できます。クラウドHEMS「COCORO ENERGY」は気象警報と連動し、台風などの接近時にEVと蓄電池を事前充電します。接続操作を忘れた場合はスマートフォンへ通知します。24時間365日の問い合わせ対応や自然災害・偶発事故補償も用意し、V2Hを機器単体ではなく、制御・保守を含む住宅エネルギーサービスとして展開します。
家庭での実際の経済性は、太陽光の余剰量、EVの在宅時間、電気料金メニュー、定置用蓄電池の容量で変わります。機器をそろえるだけでなく、翌日の走行予定や天気を踏まえて充放電を自動化できるかが、V2Hの利用率を高める鍵です。
出典:シャープ発表