アンリツ、郡山工場に1.1MW太陽光と2.4MWh NAS電池を導入

アンリツは、製造子会社の東北アンリツ第二工場(福島県郡山市)に、発電容量1,100kWの太陽光発電設備と日本ガイシ製NAS電池を組み合わせた自家消費システムを導入したと発表しました。NAS電池は定格出力400kW、容量2,400kWh。オムロン フィールドエンジニアリングがシステム設計、施工、運用を担い、2023年7月から稼働しています。

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発電容量を契約電力より大きく設計

工場の契約電力は1,000kWですが、太陽光の発電容量はこれを上回る1,100kWです。晴天時に需要を超えて発電する可能性があるため、余剰分を大容量NAS電池へ充電し、夕方や発電量が低い時間帯に放電します。制御には気象予測と工場の需要予測を用い、太陽光の自家消費率を約40%まで高める計画です。蓄電池は受電電力のピーク抑制にも使い、契約電力と電気料金の低減を図ります。

工場脱炭素と電力安定運用を両立

年間発電量は約1,300MWh、CO₂排出削減量は年間約650トンを見込みます。製造業の屋根置き太陽光では、休日や生産調整時に余剰が出ることが導入容量の制約になりますが、長時間放電に適するNAS電池を併設することで、設備容量を拡大しやすくなります。アンリツは自社拠点の再エネ比率を高めると同時に、電力需要の変動を蓄電池で吸収する工場エネルギーマネジメントの実例として運用データを蓄積します。

NAS電池は大容量・長時間用途に適する一方、高温で作動するため、設備配置や保安管理を含む運用設計が重要です。本件は太陽光パネルだけでなく、需要予測、蓄電池制御、保守を一体化した点に特徴があります。

出典:アンリツ発表

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