スマートエナジーは、デンマークの独立系風力O&M事業者Mija Windpower Apsの増資を引き受け、2024年1月24日付で子会社化したと、翌25日に発表しました。太陽光発電所の運営・保守で蓄積した国内基盤に、風力先進国の技術、人材、部品調達網を加え、日本と海外で風力O&M事業を拡大します。
メーカーに依存しない保守技術を獲得
Mijaはデンマークのレムヴィ市を拠点とし、複数メーカーの風車に対応する保守知識を持つ独立系事業者です。欧州、南北米、アジアに技術者や取引先のネットワークを有し、日本でも事業経験があります。スマートエナジーは人材交流を通じ、故障診断、部品交換、現場安全、稼働率向上などの技術を取り込み、国内技術者の育成を強化します。
人材不足と海外部品依存に対応
日本では国内風車メーカーの撤退が相次ぎ、欧米製風車が多い一方、専門技術者や交換部品を海外に依存しています。故障時に部品や技術者を確保できなければ停止期間が長引き、発電事業の収益を圧迫します。Mijaとの連携で日本・アジアに部品在庫と供給網を整え、メーカーの枠を超えた対応力を高める狙いです。風力発電所の増加に伴い、建設後20年以上にわたる運転保守市場も拡大します。今回の買収は、太陽光中心だったスマートエナジーが総合的な再エネO&M企業へ転換する足場となります。
出典:スマートエナジー発表