弘電社・三菱電機・TMEIC、横浜港本牧ふ頭の陸上電力供給システムを受注

弘電社、三菱電機、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は、横浜港本牧ふ頭A-4岸壁に新設する陸上電力供給システムを横浜市港湾局から受注したと、2024年1月22日13時に発表しました。周波数変換装置を備えた公共ふ頭向けシステムとして国内初で、接岸中の船舶が船内発電機を止めても照明や空調に必要な電力を陸上から受けられるようにします。

image

50Hzを船舶用60Hzへ変換

東日本の系統電力は50Hzですが、一般的な船舶の発電・受電設備は60Hzです。新システムは変電設備と変圧器に加え、50Hzを60Hzへ変換する装置を備えます。弘電社が元請けとして工事全体を統括し、三菱電機が受配電設備、TMEICが周波数変換装置を製造・納入します。電源品質は資源エネルギー庁の高調波抑制対策ガイドラインと国際規格IEC 80005に準拠します。

停泊時のCO₂と大気汚染物質を削減

船舶は停泊中も補機を動かし、燃料を燃やして船内電力を作るため、CO₂に加えて硫黄酸化物や窒素酸化物を排出します。発表では、停泊船からの温室効果ガスが臨海部の運輸部門排出量の約38%を占めるとしています。陸上給電は港内の排出と騒音を直接減らせますが、船側設備との互換性、電源容量、利用料金の設定が普及の条件です。本牧ふ頭での導入は、横浜市が進めるカーボンニュートラルポート形成の基盤設備となります。

出典:三菱電機など3社発表(PR TIMES)

ニュース記事一覧へ>>