九電グループ、英国Seagreen洋上風力の海底送電事業で優先交渉権

キューデン・インターナショナルと九州電力送配電は、英国のインフラファンドEquitixと共同で、英国スコットランド東部沖の「Seagreen Phase 1洋上風力発電所」に接続する海底送電事業の優先交渉権を2023年12月20日に獲得したと、同月25日に発表しました。九電グループが海外の送電事業へ参画する案件です。

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1,080MW級洋上風力を結ぶ84kmの送電設備

Seagreen Phase 1は、スコットランド東部アンガスの沖合約27kmに位置し、発電設備容量は約108万kWです。対象となる送電資産は、220kV交流の海底・地中送電ケーブル約84kmと、洋上・陸上の変電設備で構成されます。資産価値は約1,140億円とされています。

コンソーシアムは英国の洋上送電事業者制度で優先交渉権を得ました。英国の規制機関や発電所の開発事業者などとの交渉・契約を経て、設備の所有権と運営権を正式に取得する計画です。

24年間の運用・保守事業へ

事業権取得後は、Equitixと九電グループが送電設備を保有し、24年間にわたり運用・保守を担います。洋上風力発電所そのものへ出資する案件ではなく、発電した電力を陸上系統へ届ける送電インフラから長期収益を得る事業です。

九州電力送配電が国内で蓄積してきた系統運用や設備保守の知見と、キューデン・インターナショナルの海外事業経験を組み合わせます。洋上風力の導入拡大に伴い、海底ケーブルや変電設備を安定運用する能力の重要性が高まっており、日本の送配電会社が海外インフラ運営へ事業領域を広げる動きとしても注目されます。

出典

キューデン・インターナショナル「Seagreen Phase 1洋上風力発電所の海底送電事業における優先交渉権を獲得」

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