長府バイオパワー合同会社と、石油資源開発(JAPEX)など出資5社は、2022年7月6日、山口県下関市の長府バイオマス発電所を着工したと発表しました。同日に建設地で起工式を開き、本格的な建設段階へ移行しました。
発電所は下関市の長府扇町工業団地に位置し、出力は74,950kWです。木質ペレットを100%燃料とするバイオマス専焼方式を採用し、年間売電量は約5.2億kWhを見込みます。
FITを利用し中国電力ネットワークへ全量売電
発電電力は、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を利用して中国電力ネットワークへ全量を売電する計画です。発表時点の営業運転開始予定は2025年1月で、約75MWの大型木質バイオマス電源を中国エリアへ加える事業となります。
大規模な専焼発電所では、建設工程の管理に加え、運転開始後に必要となる木質ペレットの価格、海上輸送費、為替、持続可能性を確認した燃料の安定確保が事業採算を左右します。
出資5社の専門機能を発電所運営に集約
事業主体の長府バイオパワーには、JAPEX、東京エネシス、MOT総合研究所、長府製作所、川崎近海汽船が出資しています。各社は建設工事の監理、営業運転後の運用・保守、燃料調達・輸送などを、それぞれの強みに応じて受託します。行政や周辺地域との関係構築も共同で支援し、建設から燃料供給、運転管理までを一体で進めます。