電源開発(Jパワー)は、2024年12月10日、岐阜県高山市荘川町の尾上郷発電所でリパワリング工事を完了し、営業運転を再開したと発表しました。
同発電所は1971年11月に運転を開始した水力発電所です。運転開始から50年以上が経過して機器の高経年化が進んだため、2024年5月から水車、発電機などの主要設備を一括更新しました。
新たなダムを建設せず出力を6.5%向上
最新の解析・設計技術を使って水車ランナの羽根形状を改良し、出力を20,000kWから21,300kWへ1,300kW増強しました。増加率は6.5%です。設備の合理化によって信頼度を高め、保守作業の省力化も図っています。
最大使用水量は毎秒12.1立方メートルで、大黒谷ダムは堤長140メートル、高さ34メートルです。既存のダムや導水設備を活用しながら水車・発電機の効率を改善するリパワリングは、新設地点が限られる国内で水力発電量を増やす現実的な投資手法です。尾上郷発電所はJパワーが更新した8カ所目の水力発電所となりました。