北陸電力は、福井県敦賀市の敦賀火力発電所2号機で木質バイオマス燃料の混焼比率を引き上げ、2024年11月30日に本格運用を開始しました。従来の約1%から最大15%へ高め、既存の出力700MW石炭火力設備で再生可能エネルギーの利用量を増やします。
貯蔵設備と搬送設備を増設
同社は2007年9月から同号機で木質バイオマス混焼を行ってきました。今回の拡大に向け、燃料を保管するサイロ8基や発電設備へ運ぶコンベヤーを新設し、ボイラー周辺設備も改修しました。木質ペレットを主な燃料とし、2025年以降は炭化処理したブラックペレットも使用します。
年間約50万トンのCO2を削減
バイオマス分の年間発電量は約7億5,000万kWhを見込み、二酸化炭素排出削減量は年間約50万トンを想定しています。石炭火力の燃料を一部木質燃料へ置き換えることで、既存設備を使いながら化石燃料の使用量を抑えます。北陸電力は設備の安定運転と燃料調達を進め、混焼比率を維持する計画です。