四国電力は、愛媛県久万高原町で「黒藤川発電所」の営業運転を開始しました。発電出力は1,900kWで、黒藤川の水を利用する流れ込み式の小水力発電所です。同社が取水設備から発電所までを一体で新設した水力開発としては約35年ぶりとなります。
年間約850万kWhを発電
年間発電量は約850万kWhを見込み、一般家庭約2,700世帯分の使用電力量に相当します。水路で取り込んだ河川水を発電所まで導き、水車を回した後は再び川へ戻します。燃料を必要とせず、地域の水資源を継続的に利用できる電源として、年間約3,700トンの二酸化炭素排出削減を見込みます。
地元産材も施設に活用
発電所建屋には地域産の久万杉を取り入れ、周辺の景観にも配慮しました。既存設備の更新ではなく、新たな水力地点を開発した点が特徴です。四国電力は太陽光や風力とともに水力電源を拡充しており、黒藤川発電所を地域に根差した再生可能エネルギー設備として長期運営します。