中部電力は、静岡市葵区で出力7,830kWの「安倍川水力発電所」を2025年4月2日に運転開始しました。河川の流れを利用する流れ込み式の水力発電所で、発電に伴う環境価値は中部電力ミライズを通じ、バーチャルPPAを締結した企業へ供給します。
8社が環境価値を長期調達
契約先はAGCテクノグラス、静岡銀行、ソミック石川、トヨタ紡織、鍋屋バイテック会社、浜松ホトニクス、メルクエレクトロニクス、ヤマハの8社です。各社は発電電力そのものとは別に、安倍川水力発電所が生み出す非化石価値を20年間にわたり受け取ります。
年間約1.7万トンの削減効果
8社への供給分を合わせた二酸化炭素排出削減量は、年間約1万7,000トンを見込みます。発電所の新設と同時に長期の需要先を確保することで、水力電源の開発と企業の再エネ調達を結びました。天候や昼夜による変動が比較的小さい水力を活用し、複数需要家がそれぞれの使用電力に応じて環境価値を調達する仕組みです。