中部電力は岐阜県郡上市の内ケ谷ダムで、最大出力730kWの内ケ谷水力発電所の建設工事を始めました。 本件は設備容量や契約量だけでなく、地域資源の使い方、長期的な運営体制、環境価値の帰属まで含めて確認すべき事業です。
事業・設備の要点
ダムから河川へ常時放流する維持流量を活用する小水力発電で、年間発電量は約4.5GWh、一般家庭約1,500世帯分を見込みます。新たな取水ダムを設けず、既設の治水施設と放流水を発電に活用し、2027年度の運転開始を予定します。 水力発電は設備寿命が長く、昼夜を問わず運用できる一方、降水量や河川流況、土木設備の健全性に左右されます。
新設、更新、PPAのいずれでも、最大出力だけでなく年間発電電力量、設備利用率、環境価値の扱い、地域との水利用調整を確認する必要があります。とりわけ既設地点の活用は、追加の土地改変を抑えながら再エネ量を増やす現実的な手段です。