【風力政策規制】陸上風力第5回FIP入札、14件・650.8MWが落札、平均11.96円

電力広域的運営推進機関は、2025年度の「陸上風力第5回入札」の結果を公表しました。募集容量900MWに対し、14件・合計650.8MWが入札し、全件が落札されました。落札価格は11.00~13.00円/kWh、加重平均価格は11.96円/kWhです。同時に実施されたバイオマス第8回入札には応募がなく、バイオマス入札は2022年度以降4年連続でゼロとなりました。

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落札容量の約8割が再入札案件

今回の対象は50kW以上の新設陸上風力で、リプレース案件は除かれます。公開された落札結果と過年度資料を照合すると、約520.8MW、落札容量の約80%が過去に落札したものの期限内に事業認定へ至らず、再び入札した案件とみられます。資材価格、系統接続、環境アセス、許認可などにより、落札後の認定取得まで進めない案件が多い状況を示します。

競争より事業化確度が課題

14件すべてが落札したため、募集容量をめぐる価格競争は生じませんでした。入札上限13円/kWhに近い案件もあり、陸上風力のコスト上昇と長い開発期間が価格形成に反映されています。制度上の落札だけでは導入量の確保につながらないため、今後は認定期限、系統工程、環境手続、資機材調達を整合させ、落札案件が着工・運転開始へ進む確度を高めることが政策課題です。

出典:電力広域的運営推進機関「陸上風力第5回入札、バイオマス第8回入札の結果」

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