インベナジー・ウインドの関連会社である西久慈ウインドは、岩手県北部で計画する「(仮称)西久慈風力発電事業」の環境影響評価方法書を関係行政機関へ提出しました。計画地は久慈市、九戸村、葛巻町、軽米町にまたがり、最大出力は120.4MWです。2022年の配慮書段階では最大439.2MWを想定していましたが、方法書では事業規模と区域を大幅に絞り込んでいます。
4.3MW級風車を最大28基設置
方法書では、九戸村・軽米町境界付近と久慈市・葛巻町境界付近の2区域に、単機出力4.3MW級の風力発電機を最大28基設置する計画です。建設期間は約3年間を見込み、着工後40カ月目の営業運転開始を想定しています。方法書段階では、風況や工事条件に加え、騒音、景観、鳥類、植生などの調査・予測手法を定め、今後の現地調査と配置検討につなげます。
配慮書から約7割縮小し影響を精査
出力を当初構想から約319MW縮小したことは、系統接続や地形、環境制約を踏まえた事業具体化の動きとみられます。一方、対象地域には森林や希少猛禽類の生息環境が含まれるため、累積的影響や工事用道路を含む改変範囲の検証が重要です。方法書への住民・自治体意見を踏まえ、風車位置や基数がさらに調整される可能性があります。