北海道電力は、北海道島牧村と寿都町で計画する「(仮称)島牧豊岡風力発電事業」の計画段階環境配慮書を、経済産業相、北海道知事、関係自治体の長へ送付しました。最大出力は172MWです。2025年9月25日から10月24日まで自治体庁舎などで縦覧し、同社本店では11月7日まで閲覧を受け付けました。
大規模陸上風力の初期検討
配慮書は、事業の位置や規模を具体的に確定する前に、複数案を比較して重大な環境影響の回避・低減を検討する手続きです。対象地域は風況に恵まれる一方、山地・森林を含み、既存・計画中の風力発電事業も多くあります。今後、国、北海道、自治体、住民からの意見を踏まえ、風車配置や事業区域を絞り込んで方法書段階へ進みます。
累積影響と地域調整が課題
調査では、騒音、風車の影、景観、鳥類、生態系、森林改変、土砂災害などの影響が論点になります。島牧村・寿都町周辺では陸上・洋上の複数案件が検討されており、累積的影響の把握も欠かせません。北海道電力には、地域の電力会社として系統接続や安定運用の知見を生かす一方、漁業・林業を含む地域産業や住民との合意形成を早期から進めることが求められます。