ユーラスエナジーホールディングスは2025年6月20日、青森県むつ市と東通村で計画する「(仮称)冷水峠風力発電事業」の環境影響評価書を公表した。評価書は5月12日に経済産業大臣へ届け出ており、同月27日に変更を要しないとの確定通知を受領した。
4.2MW風車7基、総出力29.4MW
計画は青森県むつ市大字中野沢地区と下北郡東通村の冷水峠近傍に、定格出力4,200kWの風力発電機を7基設置し、発電所出力を29,400kWとするもの。評価書と要約書は青森県知事、むつ市長、東通村長に送付され、むつ市役所と東通村役場で6月20日から7月22日まで縦覧された。環境影響評価書の確定は、配慮書、方法書、準備書を経て環境保全措置を最終的に整理した段階で、建設に向けた主要な法定手続きの完了を意味する。
建設・運転段階で保全措置を履行
評価手続きが終わっても、事業者には評価書に記載した保全措置の着実な実施が求められる。陸上風力では造成道路や風車ヤードによる森林改変、土砂流出、騒音、景観、鳥類・コウモリ類への影響が継続的な管理対象となる。ユーラスは評価書を電子縦覧し、縦覧開始から1年間閲覧できるようにした。今後は工事計画と風車配置へ評価結果を反映し、施工中の環境管理、必要に応じた事後調査、地域への情報提供を通じて計画の実効性を確保することが課題となる。