コスモエコパワーは、秋田市と由利本荘市にまたがる「(仮称)秋田由利本荘ウィンドファーム事業」の計画段階環境配慮書を2025年3月25日に提出しました。最大出力は100MWで、4~5MW級の陸上風力発電機を20~25基程度設置する想定です。事業実施想定区域は約1,525.4haで、秋田市雄和・下浜から由利本荘市岩城にかけて検討されています。
秋田・由利本荘の内陸部で計画
配慮書は、設備配置や造成計画を決める前に、重大な環境影響を早期に把握して回避・低減する法定手続きです。100MW規模は第一種事業に当たり、今後は関係大臣、秋田県、両市や住民の意見を踏まえ、方法書で調査・予測・評価の具体的な項目を定めます。風車本体に加え、搬入路、管理道路、変電所、送電線などを含む面的な土地利用の検討が必要になります。
猛禽類、渡り鳥、災害リスクを確認
環境省は後の大臣意見で、想定区域周辺に住居があり、複数方向から騒音や風車の影を受ける可能性を指摘し、十分な離隔を求めました。土砂流出防備保安林や山地災害危険地区も含まれるため、崩落・流出のおそれが高い場所の改変回避と造成量の抑制が重要です。さらに区域の一部はノスリなどの猛禽類やハクチョウ類の集結地と重なり、渡り経路の可能性があります。現地調査と専門家助言を通じて風車配置を精査し、発電規模と生活・自然環境の両立を図れるかが焦点です。