コスモエコパワーは、青森県むつ市と東通村にまたがる「(仮称)下北ウィンドファーム事業」について、計画段階環境配慮書を2025年3月27日に提出しました。最大出力は200MWで、4~5MW級の陸上風力発電機を最大40基程度設置する想定です。事業実施想定区域は約2,848haに及び、下北半島で検討される大規模な陸上風力計画です。
200MW級計画が法定アセスへ
計画段階環境配慮書は、具体的な風車位置や工事計画を固める前に、事業区域と規模の複数案を比較し、重大な環境影響を早期に回避する手続きです。出力50MW以上の風力発電所は第一種事業となり、経済産業相と環境相、青森県、関係自治体の意見を受けながら方法書以降の調査項目を定めます。200MW規模では風車だけでなく、アクセス道路、変電・送電設備、造成範囲を含む累積的な影響評価が必要です。
海ワシ類の渡りと住環境が主要論点
環境省は大臣意見で、複数方向から影響を受け得る住居に対する騒音や風車の影、土砂流出防備保安林や山腹崩壊危険地区での土地改変を重点項目に挙げました。区域周辺ではオジロワシ、オオワシ、クマタカの生息が確認され、ガン・ハクチョウ・海ワシ類の渡り経路となる可能性や猿ヶ森鳥獣保護区の存在も指摘されています。専門家の助言と現地調査を踏まえ、鳥類の飛翔経路から設備を離すこと、土地改変量を抑えることが計画具体化の条件になります。