【陸上風力VPPA】JR西日本、コスモエコパワーと初契約 中紀WFの環境価値を16年間調達

JR西日本とコスモエコパワーは、和歌山県の48.3MW「中紀ウィンドファーム」を活用するバーチャルPPAを2025年3月24日付で締結しました。JR西日本にとって初のバーチャルPPAです。同社は発電に伴う年間約4,000万kWh分の環境価値を非化石証書として16年間受け取り、年間約1万7,000tのCO2排出削減を見込みます。

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既設風力をFIPへ移し環境価値を長期調達

中紀ウィンドファームは広川町、日高川町、有田川町にまたがる白馬山脈尾根部にあり、設備容量48.3MW、2021年4月に商業運転を開始しました。バーチャルPPAでは物理的な電力供給契約を切り離し、発電量に応じて生まれる環境価値を需要家が直接調達します。JR西日本は広域に分散する鉄道関連施設などの使用電力に対し、非化石証書を充当できます。

制度変更が既設電源の活用を後押し

従来、FIP制度の下でPPAによる直接取引が認められるのは2022年以降に運転開始した発電所に限られていました。2025年4月の制度変更で運転開始時期の制限が撤廃されることから、2021年運開の中紀ウィンドファームをFIPへ移行し、本契約に活用できるようになりました。既設FIT電源の環境価値を長期契約へ振り向ける仕組みは、新設案件だけに依存せず企業の脱炭素調達を拡大する手段になります。両社は2024年8月に再エネ電力拡大へ基本合意しており、本件はその具体化です。

出典:コスモエネルギーホールディングス/コスモエコパワー公式発表

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