【陸上風力】福島市、46MW福島北風力の国有林貸付に不同意の方針

福島市は、HSE株式会社が同市茂庭地区と桑折町で計画する「(仮称)福島北風力発電事業」について、国有林野の貸付に必要な市町村長同意を行わない方針を2025年1月21日の定例記者会見で示しました。計画出力は最大46MWで、環境影響評価書の縦覧開始に合わせて市の考え方を公表しました。

image

災害・自然環境・生活環境への懸念を提示

福島市は、事業区域に国有林が含まれ、貸付手続きに自治体の同意が必要になることを踏まえて判断を示しました。評価書や地域の状況を検討し、森林改変に伴う災害リスク、希少猛禽類を含む自然環境、騒音や景観など生活環境への影響を重視しています。環境影響評価書の縦覧は、事業者が手続き上の最終文書を公表する段階ですが、土地利用や許認可が自動的に確定するものではありません。

環境アセスと土地同意は別の手続き

環境影響評価は影響を調査・予測して保全措置を検討する制度であり、国有林の貸付同意とは法的な役割が異なります。市の不同意方針は、事業実現性に大きく影響する一方、発表時点で事業中止が正式決定したわけではありません。今後は事業者の対応、林野行政上の手続き、地域との協議が焦点です。本記事では、市の一次資料で確認できる方針と手続き上の位置づけに限定して整理しました。

出典:福島市「令和7年1月21日記者会見」

ニュース記事一覧へ>>