自然電力は2025年10月3日、Microsoftと締結した国内太陽光発電プロジェクトの再生可能エネルギー長期購入契約が、4案件・合計100MWに達したと発表した。最初の犬山プロジェクトに続き、九州地方と中国地方の3案件を追加した。全案件で資金調達を終え、1案件は運転中、残る案件は建設中である。
20年契約で新設電源を支える
追加3案件も含め、契約期間は20年。自然電力グループが開発・建設・運営を担い、発電に伴う環境価値をMicrosoftへ長期供給する。物理的な電力供給地点とは切り離して価値を取引するバーチャルPPAで、新設設備の収益予見性を高め、プロジェクトファイナンスを成立させる。自然電力は国内外の金融機関から資金を確保したとしており、長期需要家契約が開発投資を下支えした。
建設完了と実発電量が次の確認点
発表時点で個別3案件の名称、各容量、運転開始予定日は示されていない。九州の1案件は既に稼働し、別の1案件は自然エンジニアリングが建設、自然オペレーションズが3案件の維持管理を担う予定だ。累計100MWは契約容量であり、実際の環境価値供給量は運転開始時期と発電実績に左右される。残る建設案件の商業運転開始、年間発電量、Microsoft側の調達実績が今後の検証項目となる。
なお、容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値で、計画値を含む。未公表事項は推測で補わず、一次資料の追補を待つ。