【蓄電池併設型太陽光】中良石材、九州3発電所をFIP移行 計22.4MWhを併設

テス・エンジニアリングは2025年9月25日、中良石材が保有する九州の太陽光発電所3件について、FITからFIPへの移行と蓄電池併設工事を受注したと発表した。併設する蓄電池は合計22.4MWhで、2026年4月の引き渡しを予定する。対象は鹿児島県湧水町・霧島市と大分県玖珠町の発電所である。

蓄電池併設工事の対象となる太陽光発電所(出典:テスホールディングス)
蓄電池併設工事の対象となる太陽光発電所(出典:テスホールディングス)

3地点に計22.4MWhを分散配置

蓄電池容量は湧水町が7.4MWh、霧島市が7.4MWh、玖珠町が7.6MWh。既設太陽光の出力を充電し、市場価格や系統状況に合わせて放電する設備を追加する。FIPへ移行すると発電事業者は市場価格を意識した運用とインバランス対応が必要になるため、蓄電池の制御、発電予測、売電計画を一体で設計する。テス・エンジニアリングが設計・施工を担い、運転後のアグリゲーションも支援する。

出力制御回避と市場運用を両立

九州では太陽光の出力制御が発生しており、制御時間帯に充電できれば捨てられる電力を減らせる。さらに価格の低い時間に充電し、高い時間に放電することで収益改善を狙う。一方、実績は制御指令、価格差、充放電ロス、蓄電池劣化、系統条件に左右される。引き渡し後はFIP認定の完了、運用開始日、抑制回避量、放電実績が事業効果を判断する指標となる。

なお、容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値で、計画値を含む。未公表事項は推測で補わず、一次資料の追補を待つ。

出典:テスホールディングス「中良石材保有太陽光発電所3件への蓄電池併設工事を受注」

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