NTTアノードエナジーは、埼玉県内で開発した埼玉和光、埼玉三芳、埼玉鶴ヶ島の系統用蓄電所3カ所について商用運転を開始しました。和光は2025年1月、三芳は4月、鶴ヶ島は5月に稼働しました。同社は蓄電所の開発・保有に加え、自らアグリゲーターとして電力市場で充放電を最適化します。
3拠点で合計5.1MW・25.3MWh
埼玉和光蓄電所は出力1.1MW、容量5.3MWh、埼玉三芳と埼玉鶴ヶ島はそれぞれ2MW、10MWhです。合計では5.1MW、25.3MWhとなり、いずれも東京電力管内に接続します。電力需要や市場価格、系統状況に応じて充放電し、卸電力市場での時間差取引に加え、需給調整市場や容量市場への参加を通じて電力系統の安定化に貢献します。
構築・運用の一貫サービスも展開
NTTアノードエナジーは、蓄電所の企画、設備調達、EPC、O&M、アグリゲーションを一括で提供する事業も展開します。蓄電池の事業性は接続費、機器価格、市場収入、劣化によって変動するため、設備仕様と運用戦略を一体で設計することが重要です。埼玉3拠点で得る運転データは、今後の案件開発や予測精度、保守計画の改善に活用されます。今後は各市場での実績と設備稼働率が焦点です。