NTTアノードエナジーが開発する系統用蓄電所6拠点で、パワーエックスの系統用蓄電システム「Mega Power」が採用されました。対象は北海道函館市、青森県三沢市、秋田県能代市、石川県能美市、和歌山県海南市、香川県観音寺市で、2025年度から順次運転を開始する予定です。6拠点はいずれも電力系統に接続し、余剰電力を充電して需給が逼迫する時間帯に放電します。
各拠点は1.999MW・8.226MWh
1拠点当たりのPCS出力は1,999kW、蓄電容量は8,226kWhです。20フィートコンテナ型のMega Powerを3台ずつ設置し、6拠点合計では18台、49.3MWhとなります。電池には熱安定性と長寿命が特徴のリン酸鉄リチウムイオン電池を用い、岡山県玉野市の工場で生産します。分散した同一仕様の設備を各地域へ配置することで、調達や保守を標準化しやすくなります。
福岡若松に続き全国へ展開
両社は2025年4月に初号案件の福岡若松蓄電所を竣工しており、今回の6拠点を加えると北海道から九州まで導入地域が広がります。系統用蓄電池は、再エネ出力の変動を吸収するだけでなく、卸電力市場、需給調整市場、容量市場を組み合わせた運用が想定されます。今後は各拠点の運転開始時期、アグリゲーション体制、市場別の運用実績が事業性を測る焦点となります。