フィンテック グローバルは、シェアリングエネルギーが保有する屋根置き太陽光2,485件の将来債権を裏付けに、19億3,700万円のプロジェクトファイナンスを組成した。名称は「小口分散太陽光発電サスティナブルノート2号」。2025年8月7日に発行し、最終償還日は2039年7月10日、R&IからBBB格付を取得した。
多数の小規模設備を一つの金融商品へ
裏付けとなるのは、全国の住宅屋根に設置した設備のサービス利用料と、FITによる余剰電力の売電収入である。設備を地域的に分散することで、単一地点の日照や自然災害による影響を抑える。大規模発電所で問題となるケーブル盗難、出力制御、近隣トラブルのリスクも相対的に小さいとしている。発行体は合同会社シェアでんき25、シェアリングエネルギーがスポンサー兼サービサー、フィンテック グローバルがアレンジャーを担う。
長期資金で屋根置き事業を拡大
シェアリングエネルギーは住宅向け「シェアでんき」を展開し、2025年6月末の累計契約申込は2万4,000件を超える。今回の資金は発電設備の取得と開発に充て、長い事業期間に合うデットを確保する。将来債権型の調達は、分散設備を束ねて一定規模の投資対象にする手法である。候補見出しの累計236億円は今回の一次資料で確認できないため採用せず、発行額と格付を中心に記事化した。
なお、容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値で、計画値を含む。運転実績や契約条件は今後の追加発表で確認する必要がある。未公表事項は推測で補わず、一次資料の追補を待つ。