【蓄電池併設型太陽光発電事業】SMFLみらい、福岡2.63MW太陽光でFIP蓄電池運用

SMFLみらいパートナーズが保有する福岡県古賀市の「青柳ソーラーパークI」で、蓄電池を併設したFIP運用が2025年6月20日に始まった。太陽光の直流容量は2,634kW、蓄電池用PCS出力は1,750kW。日鉄エンジニアリングが電力取引、需給管理、充放電制御を担い、AIを使う「Think EMXS」で複数市場を組み合わせた運用を行う。

FITからFIPへの移行と蓄電池運用の概念図(AI生成)
FITからFIPへの移行と蓄電池運用の概念図(AI生成)

発電・蓄電・市場取引を一体制御

発電所の所有・維持管理はSMFLみらいパートナーズ、電力の運用は日鉄エンジニアリングが担当する。FIPでは市場価格に連動した収入となるため、発電予測、計画値同時同量、インバランス管理が重要になる。蓄電池を使えば、太陽光の出力が集中する時間帯に充電し、価格や需要が高い時間帯へ放電を移せる。AI制御は卸電力市場だけでなく、需給調整市場など複数の価値を踏まえて運転計画を作る。

出力制御と価格変動への対応

九州では再エネの出力制御が生じやすく、発電電力をそのまま売るだけでは機会損失が発生する。FIP移行と蓄電池の併設は、抑制対象となる電力の一部を保存し、別時間帯に供給するための組み合わせである。一方、収益は市場価格差、充放電ロス、蓄電池の劣化、制御精度に左右される。公式発表で確認できる蓄電池の数値はPCS出力で、候補見出しの8.2MWhは本文では確認できないため記事では断定していない。

なお、容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値で、計画値を含む。運転実績や契約条件は今後の追加発表で確認する必要がある。未公表事項は推測で補わず、一次資料の追補を待つ。

出典:日鉄エンジニアリング「蓄電池併設型FIP太陽光発電所の運用開始」

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