【太陽光オフサイトPPA】丸紅新電力とコシダカ、関東電源を関西6店舗へ20年間供給

丸紅新電力とコシダカは、関東エリアに新設する交流300kWの太陽光発電所から、関西エリアのカラオケまねきねこ6店舗へ電力を届けるオフサイトPPAを締結した。供給開始は2025年8月、契約期間は20年間。異なる電力エリア間の市場価格差を契約に組み込み、コシダカが値差変動を負担する設計を採用した。

太陽光電力を系統経由で需要地へ届ける概念図(AI生成)
太陽光電力を系統経由で需要地へ届ける概念図(AI生成)

JEPXのエリア間値差を需要家に反映

発電所と需要場所が異なる一般送配電エリアにある場合、各エリアの卸電力価格差が調達コストに影響する。本件では、関東で発電した電力を市場取引と小売供給を通じて関西の店舗へ届け、エリア間値差に相当する部分をコシダカの負担とする。丸紅新電力は太陽光による供給不足分も補い、店舗の需要をまとめて管理する。小規模な専用電源を複数店舗に割り当てる点で、需要地分散型のオフサイトPPA事例となる。

価格リスクと追加性を両立

需要家がエリア間値差を引き受けることで、発電地と需要地の制約を越えて新設電源を選べる一方、長期の価格変動リスクも負う。契約条件の透明性とリスク管理が重要になる。発電容量は300kWと限定的だが、20年契約が新規建設の収益基盤となり、追加性を持つ再エネ調達につながる。今後は実際の供給量、店舗需要に占める割合、値差の影響、対象店舗や電源の追加が確認点となる。

なお、容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値で、計画値を含む。運転実績や契約条件は今後の追加発表で確認する必要がある。未公表事項は推測で補わず、一次資料の追補を待つ。

出典:丸紅「丸紅新電力とコシダカによるオフサイトPPA締結」

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