【太陽光オンサイトPPA】東急建設、北海道の多治見無線電機に175kW両面発電設備

東急建設は、多治見無線電機の北海道千歳工場で、出力175kWのオンサイトPPAによる太陽光発電を開始した。運転開始は2025年5月、契約期間は20年。初年度の発電量は約195MWhを見込み、工場使用電力の約40%を賄う計画だ。東急建設にとって北海道で初めてのオンサイトPPA案件となる。

需要地内で発電・自家消費するオンサイトPPAの概念図(AI生成)
需要地内で発電・自家消費するオンサイトPPAの概念図(AI生成)

両面パネルと反射シートを組み合わせ

設備には両面発電型パネルを採用し、パネル裏面へ光を導く大日本印刷の高反射シートを地面に敷設した。表面の直達光に加え、地面で反射した光を裏面でも受けることで発電量の向上を狙う。反射シートには防草機能もあり、除草作業の軽減を見込む。需要地の敷地内で発電して自家消費するため、一般送配電網を介するオフサイトPPAとは異なる。需要家は初期投資を抑え、長期契約で設備を利用する。

寒冷地での運用実績が焦点

北海道では積雪、低温、凍結が発電量と保守に影響する一方、低温時には太陽電池の変換効率が高まる場合もある。両面発電と反射シートの効果は、日射、積雪、汚れ、シートの耐久性に左右される。初年度195MWhと自給率40%は計画値であり、運転実績を通じた検証が必要だ。今後は実発電量、設備稼働率、除草費の削減、積雪時の安全管理が、同方式を他の寒冷地工場へ展開する際の判断材料となる。

なお、容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値で、計画値を含む。運転実績や契約条件は今後の追加発表で確認する必要がある。未公表事項は推測で補わず、一次資料の追補を待つ。

出典:東急建設「多治見無線電機千歳工場でオンサイトPPA開始」

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