【FIP転換】U-POWER、九州で太陽光併設蓄電池を無償提供 買い取り型も用意

U-POWERは、九州エリアの既設太陽光発電所を対象に、大型蓄電池を無償で設置し、FITからFIPへの移行とタイムシフト売電を支援する事業を2025年6月17日に開始した。発電事業を継続する所有者向けの無償設置型と、同社が発電所を取得して運営する買い取り型の2モデルを用意する。出力制御を避けながら、需要と市場価格が高い時間帯へ売電を移す。

太陽光発電所併設型大型蓄電池の設置イメージ(U-POWER)
太陽光発電所併設型大型蓄電池の設置イメージ(U-POWER)

無償設置と発電所買い取りの2方式

無償設置型では、U-POWERの支援で対象発電所をFIPへ移行した後、同社が蓄電池を設置し、充放電とタイムシフト売電を代行する。発電所所有者には、FIT認定単価と充放電ロスを受ける前の発電量相当を基準に、安定的な収入を提供するとしている。買い取り型では、U-POWERが発電所を現行価値で一括取得し、FIP移行、蓄電池運用、保守を引き継ぐ。設備投資や日々の運営が難しい事業者にも選択肢を広げる。

九州の出力制御を事業機会に転換

九州では太陽光の導入拡大に伴い、需給バランスを保つための出力制御が発電事業者の収入を押し下げる課題となっている。蓄電池に日中の電力をため、夕方などへ放電を移せば、再エネを捨てずに市場価値を高められる。U-POWERは今後、対象を他地域へ広げ、蓄電池を束ねて運用するアグリゲーター事業への本格参入も目指す。個別案件の容量、契約期間、運転開始時期は公表しておらず、採用実績が次の確認点となる。

なお、本記事の容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値であり、計画値を含む。運転実績や契約条件は今後の追加発表で確認する必要がある。

出典:U-POWER「九州の太陽光発電所に大型蓄電池を無償提供」

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