フジサービスは、浜松市中央区三幸町と同市浜名区細江町で営農型太陽光発電を開始した。交流出力は合計2.1MW、直流容量は合計約2.635MWで、パネル下ではレモンを栽培する。発電事業者をフジサービス、需要家をローム浜松、電力小売を中部電力ミライズとするUDAモデルのオフサイトPPAで、電力と環境価値を供給する。

2地点の農地で発電とレモン栽培
三幸町の設備は交流1,600kW、直流2,012.685kWで、農地面積は23,141.29平方メートル。細江町は交流500kW、直流622.39kWで、農地面積は7,372平方メートルとなる。農地の一時転用許可を受け、上部空間で発電しながら地面では営農を続ける。柑橘産地である静岡県の地域性を踏まえてレモンを選び、発電収入と農業の両立、地域振興につなげる計画である。
需要家主導で追加電源を開発
UDAモデルでは、再エネを必要とする需要家、電力を届ける小売事業者、設備を開発・運営する発電事業者が連携する。需要家が長期購入を支えることで、FITやFIPに依存しない新たな電源開発を成立させる。本件では一般送配電網を介してローム浜松へ供給するため、発電場所と需要場所を分けられる。今後は発電量に加え、レモンの収量と品質、営農の継続性、農地管理の実績が、営農型PPAとしての評価を左右する。農業者への利益還元も重要になる。
なお、本記事の容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値であり、計画値を含む。運転実績や契約条件は今後の追加発表で確認する必要がある。