X-Elio Japanは、山口県宇部市の船木太陽光発電所で試運転と性能・信頼性試験を終え、14.40MWのフル稼働を開始した。年間発電量は17,245.72MWhを見込み、Amazonが20年間の電力購入契約に基づいて全発電量を引き取る。発電所はゴルフ場跡地に建設され、2025年1月にPPAを締結していた。

長期PPAを運転段階へ移行
船木発電所の稼働により、開発と契約の段階だった案件が実際の電力供給段階へ進んだ。Amazonは発電電力の全量を確保し、自社の再エネ調達に活用する。エクセリオは日本でこれまでに393MW相当の太陽光発電所を建設し、太陽光と蓄電池を合わせて396MWの開発パイプラインを持つとしている。本件は単独で14.4MWあり、大口需要家の長期購入契約を収益基盤に、跡地を再エネ資産へ転換した事例となる。
発電と地域支援を組み合わせる
エクセリオは、発電所周辺で社会・環境価値を生むコミュニティプランの一環として、宇部市へ非常用発電機、テント、避難所設営用資材などの防災用品を寄贈した。大規模太陽光では、発電量だけでなく、立地地域との関係や災害対応も長期運営の重要な要素になる。年間17.2GWh超は計画値であり、今後は実発電量、設備利用率、Amazonへの供給実績、長期的な保守状況が案件の実効性を示す。地域貢献の継続状況も確認点となる。
なお、本記事の容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値であり、計画値を含む。運転実績や契約条件は今後の追加発表で確認する必要がある。