【再エネ電力供給】アイ・グリッド、オンサイト太陽光の余剰を地域で回す「循環型電力」

アイ・グリッド・ソリューションズは、オンサイト太陽光などで生じる余剰再エネを集約し、太陽光設備を置けない別施設へ供給する「循環型電力」を開始した。2025年7月7日時点で1,226施設に導入したオンサイトPPAの開発基盤を活用する。設置工事を不要とし、最短2カ月で導入可能、電力単価を20年間固定するサービスとして提供する。

循環型電力のサービスイメージ(アイ・グリッド)
循環型電力のサービスイメージ(アイ・グリッド)

自家消費の余剰を別施設へ供給

屋根上や駐車場の太陽光は、施設需要を超える時間帯に余剰が生じる。一方、賃貸物件、築古施設、構造上の制約がある建物では、自ら設備を設置できない。循環型電力は、前者の余剰をアイ・グリッドが集約し、系統を介して後者へ届けることで、二つの制約を同時に解く。既存建物の屋根や駐車場を活用するため、新たな大規模造成を抑えつつ、企業内や地域内で分散型再エネを共有できる。

固定単価で調達の予見性を高める

供給電源は燃料費を必要としない自社開発の太陽光を中心とし、20年間の単価固定によって電力価格変動の影響を抑える設計とした。需要家にとっては設備投資や工事を伴わずに再エネ比率を高められ、発電側では余剰電力を廃棄せず収益化できる。ただし、供給量は発電施設の余剰と需要の時間的な一致、系統条件に左右される。今後は契約施設数、供給量、余剰削減量、トレーサビリティの運用実績がサービスの効果を示す。

なお、本記事の容量、発電量、削減効果などは公式発表時点の公表値であり、計画値を含む。運転実績や契約条件は今後の追加発表で確認する必要がある。

出典:アイ・グリッド・ソリューションズ「循環型電力サービスを開始」

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