ENEOSリニューアブル・エナジー(ERE)は、エクソルと中部エリアで低圧太陽光発電所をバルク開発することで合意した。エクソルが開発・建設し、EREグループが取得する。2026年までに50件、合計5MWを順次着工・建設し、同年中に全発電所の運転開始を予定する。大規模用地が減る中、小規模案件を束ねて容量を確保する取り組みだ。
開発・建設と取得・運用を分担
バルクスキームは、複数の発電所を同時並行で開発・建設し、一まとまりの発電容量を確保する方式である。今回の平均規模は単純計算で1件当たり約100kWとなるが、個別容量は公表されていない。エクソルは低圧・高圧太陽光の開発と施工、EREは発電所開発、蓄電池活用、コーポレートPPAによる電力販売にそれぞれ強みを持つ。両社が役割を分担することで、候補地の選定から運転開始までの速度と再現性を高める。
分散案件を束ねる事業基盤
低圧案件は、広大な一体用地を必要としない一方、用地、系統接続、許認可、施工、保守を多数地点で管理する必要がある。50件を一括した開発では、標準設計や調達、工程管理を共通化できるかが採算性を左右する。運転開始後は、複数発電所の発電量をまとめ、需要家向けのオフサイトPPAなどに活用する余地がある。公表段階では売電先やPPA契約は明示されていないため、今後は取得完了、運開率、電力販売の形態が確認点となる。
なお、本記事の容量・発電量・削減効果は、すべて公式発表時点の公表値を基準とし、計画値を含む。個別案件の進捗や運転実績、契約条件は、今後の各社・自治体による追加発表で確認する必要がある。