グリーンエナジー・アンド・カンパニーの連結子会社グリーンエナジー・ネックスは、関西電力が設立したファンドの出資先SPCに太陽光発電所を供給する基本契約を締結した。中部電力管内で合計50MWを売買目標容量とし、2029年3月31日までの引き渡し完了を目指す。複数案件を継続的に開発し、投資ビークルへ供給する取り組みとなる。
50MWを目標に発電所を開発・引き渡し
契約では、グリーンエナジー・ネックスが中部エリアで太陽光発電所を開発し、関西電力が設立したファンドの出資する特別目的会社へ供給する。個別発電所の所在地、件数、運転開始時期、売電先は公表されていない。したがって50MWは現時点の完成容量ではなく、2029年3月末までに引き渡す目標容量である。開発会社と資金供給主体の役割を分け、案件群をまとめて事業化することで、小規模・分散型を含む太陽光資産の積み上げを図る。
関電の再エネ開発目標と接続
関西電力はゼロカーボンビジョン2050の実現に向け、2040年までに国内で500万kWの再エネ新規開発を目標としている。今回の契約は、その資金基盤とグリーンエナジー側の開発機能を組み合わせるものだ。案件の価値は容量だけでなく、用地確保、系統接続、許認可、施工品質、長期運営の条件で左右される。今後は個別案件の確定、引き渡しの進捗、電力販売の方式が、50MW目標の実現度を測る主要な確認点となる。
なお、本記事の容量・発電量・削減効果は、すべて公式発表時点の公表値を基準とし、計画値を含む。個別案件の進捗や運転実績、契約条件は、今後の各社・自治体による追加発表で確認する必要がある。