アイ・グリッド・ソリューションズとジョイフル本田は、11店舗への太陽光発電設備と蓄電池の導入を2025年6月中に完了し、本格稼働する。太陽光の合計出力は9,359kW、蓄電池は10店舗で合計4,358kWh。全面稼働後の年間発電量は約1,000万kWhで、設備を設置した施設全体の電力需要の約25%、年間約3,800トンのCO2削減を見込む。
大規模店舗の屋根を分散型電源に転換
両社は2022年から段階的に設備を導入してきた。ホームセンターは大きな屋根面積と日中需要を持ち、オンサイトPPAによる自家消費との相性がよい。11店舗をまとめた9.36MW規模は、個別設備を分散配置しながら一つの導入計画として管理する案件である。蓄電池は発電電力を店内で有効利用する余地を広げ、ピーク需要への対応や電力運用の柔軟性を高める。公表値は設備容量と想定効果であり、実績は日射や店舗の需要に応じて変動する。
太陽光・蓄電池・需要データを一体運用
アイ・グリッドは、分散型電源と需要データを統合するエネルギープラットフォームを活用し、店舗単位と施設群全体の運用最適化を進める。ジョイフル本田にとっては、初期投資を抑えて自家消費型設備を拡大し、店舗運営と排出削減を両立する取り組みとなる。今後の評価では、想定発電量に対する実績、蓄電池の充放電方法、自家消費率、ピーク削減効果を確認することが重要だ。複数の大型小売店舗へ横展開するモデルとしても注目される。
なお、本記事の容量・発電量・削減効果は、すべて公式発表時点の公表値を基準とし、計画値を含む。個別案件の進捗や運転実績、契約条件は、今後の各社・自治体による追加発表で確認する必要がある。