【水上太陽光】三井住友建設、加東市1.612MWを完成 25年PPAで供給

三井住友建設は2025年4月25日、兵庫県加東市の農業用ため池2カ所で建設していた「加東市(平池・新池)水上太陽光発電所」が3月31日に完成したと発表しました。パネル出力は1,612kWです。5月1日に運転を開始し、発電電力の全量をNTTアノードエナジーへ25年間供給します。

加東市(平池・新池)水上太陽光発電所
加東市(平池・新池)水上太陽光発電所

同社初のFIP・PPA組み合わせモデル

本事業はFIP制度と相対の電力需給契約を組み合わせる、三井住友建設として初の水上太陽光PPAモデルです。25年間の売電期間のうち20年間はFIPを適用します。事業者は三井住友建設で、設置場所は加東市稲尾の平池と新池です。市有の農業用ため池を活用し、自社開発の水上太陽光発電システムを設置しました。ため池の利用に当たっては、管理権を持つ地元地区と利用契約を結び、既存の水利用と発電事業を両立させます。発電設備の所有・運営と長期販売を建設会社自身が担う点も特徴です。

自社運営の太陽光は全国10件に

本発電所の稼働により、三井住友建設が自社運営する太陽光発電所は全国10件となりました。内訳は水上8件、陸上2件で、水上案件が主力です。水面利用は陸上の造成を抑えながら発電用地を確保できる一方、係留設備、腐食対策、水位変動への対応など、陸上設備とは異なる運用管理が必要です。同社は設計・施工の知見と長期PPAによる収入を組み合わせ、自社発電事業を継続的に拡大する方針を示しています。FIPの市場連動収入と固定的な相対契約を組み合わせた今回の運用実績は、今後の水上案件を展開する際の基礎になります。

出典

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